ベトナム、マレーシアをはじめとする東南アジア旅行での移動手段として定番の配車アプリ「Grab」。
しかし、クレジットカード決済がうまくいかないトラブルが発生することも。
本記事では、事前に準備すべきポイントや、万が一の対処法を解説します。
Grabへのクレジットカード登録は日本にいるうちに!
Grabへの支払用クレジットカードは、出国前に、日本での事前登録がおすすめ!
その理由は以下です。
- Grabのクレジットカード登録にはSMS認証が必要
- 海外で新規登録しようとすると、日本の電話番号が利用できず認証できない可能性あり
- 旅行前に、日本でアカウント作成とカード登録を済ませるのが安全
クレジットカードは複数枚登録しよう
1枚だけだと、決済エラー時に詰みます。
- カード会社が不正利用を疑い、決済をブロックすることがある(不正利用検知システム*)
- 特に海外でのSMS認証ができない場合、新しいカードを登録するのが困難

現地で使える電話番号がないと、SMS認証はできないよ

私は海外旅行時は現地のSIMを使うけど、安さ重視で、いつも電話番号なしのSIM買っちゃうな~
【トラブル事例】私の楽天カードが突然使えなくなったケース
私は2泊のベトナム旅行で、滞在2日目の午後に、それまで使えていたGrab登録済みの楽天カードで突然決済エラーが起こるようになりました。
Grabはクレカ支払いの場合、配車前に引き落としがかかり、一時留保(この時点では金額確定ではない)されます。
このため、決済エラーが起こると配車そのものができなくなってしまいます。
はじめは、なぜエラーが起きているか全く分かりませんでした。
別のクレカに変えようにも、私がGrabに登録していたカードは楽天カード1枚のみ。
カードを追加しようとすると、本人確認のためにSMS認証が必要となります。

現地で使える電話番号がない場合は、SMS認証ができずカードを追加できないんだね~
カードが使えない間は、Grabの配車は「Cash」を選んで、降車時にドライバーへ直接現金で支払いをしていました。

現金は最低限だけ両替していたから、できるだけ使いたくなくてちょっと冷や冷やしたね~
決済エラーに関する、楽天カードからの連絡
決済エラーが起こり始めてから1時間ほど後に、カード会社(楽天カード)から、利用確認のメッセージを受信しました。

そう、クレジットカード会社により「こいつには利用確認が必要だ。確認が取れるまでは利用停止しておこう」と判断された、というワケです。
ちなみに、私は楽天モバイルユーザーなので、海外でも事前手続き不要で日本の電話番号(SMSメッセージ送受信を含む)をそのまま利用できました。
※メッセージ受信料金は国内利用よりも高くなるので注意!

私も楽天カードから利用確認メッセージを受信したけど、海外では日本の電話番号が使えないプラン(docomo)なので、SMSではなくメールで連絡がきたよ
メッセージのリンクを開くと…
楽天カードの、「ご利用内容ご確認のお願い」ページに移ります。

「ご利用内容を確認する」をタップすると…
楽天e-NAVIの、「カードご利用内容の確認」ページに移ります。
不正使用の疑いを検知したため、以下に表示されたご利用を停止しております。
カード利用がご本人様によるものか、回答をお願いいたします。
不正利用検知システムに引っ掛かったクレジットカード・利用日時・店舗・金額が表示され、本人確認のための2択の選択肢が提示されます。

- エラーで決済完了できなかった、あるいは決済を完了しました。私の利用です。
- 日時、店舗名称、金額に覚えがなく私の利用ではありません。
「私の利用です」を選択し、「本人確認をして完了する」をタップすると、電話番号による本人認証画面へ遷移します。

指定の番号へ、楽天e-NAVIに自分で電話をかけるやつだね

現地で使える電話番号を持っていないとできない方法だ~~~

大丈夫!楽天カードは、電話番号が使えない場合もチャットサポートでも対応してくれるよ。
営業時間は、9:30~25:30(日本時間)

お手続きには電話番号認証が必要です。
有効な電話番号が登録されていない場合には、下記よりお問い合わせをお願いいたします。
チャットでは、オペレーターから該当クレジットカードや支払い情報についてやり取りをし、本人確認が完了できます。
カード利用が止められた理由
このメッセージ、一見、「フィッシング詐欺なのでは…!??」と不安になりますが、
クレジットカード会社の「不正利用検知システム」による本人確認です。
「普段と違う場所で」「普段より多い頻度で」クレジットカードが利用されると、このシステムに引っ掛かりやすいです。
つまり、海外旅行に行くと一時利用停止を受けやすいのです。

楽天カード以外であっても、どのクレジットカード会社も、24時間365日、不正利用がないか監視をしているんだよ
トラブル回避のための対策
クレカ会社による一時利用停止は、突然起こります。
日本で事前に実施すべき2つの対策
「Grabでいざクレカ決済しようとしたらクレカが使えなかった」という場合に備え、出国前、日本にいるうちに予め次の対策をしておきましょう。
- 最低2枚のクレジットカードを登録しておく
- カード会社に、海外利用予定を事前に連絡しておく
- 日本の電話番号を海外でも使えるようにしておく
クレカを2枚以上登録しておけば、1つのクレカが決済エラーになっても、別のクレカで支払いができます。

クレカ登録にはSMS認証が必要だから、日本の電話番号が使える、日本にいるうちに登録を済ませておこう!
また、不正利用検知システムによる利用ロックを回避するには、カード会社に事前に海外渡航予定を連絡するのもオススメ。
マイページでオンライン手続きができるカード会社が多いですが、一部、電話でカスタマーセンターに連絡が必要な場合もあるため、出国数日~数週間前、時間に余裕を持って連絡しましょう。
そのほか、日本の電話番号を海外でも使えるようにしておけば、万が一決済エラーが起きても、海外で自分の電話番号で本人確認や追加のカード登録ができるので安心です(海外での通話やSMS送受信は料金が高いことが多いので注意)!
現地でできる対応
Grabのクレカ決済エラーが起きてしまった場合に備える、現地でできる対策はこちらです。
- 万が一のために、現金は少し余裕を持って持ち歩く
- 現地の電話番号つきSIMでGrabアカウントを利用する
Grabは配車時、乗車予約が確定するより前にクレカの仮引き落としがかかります。
この時点でエラーが起きたら現金支払いに切り替えられるように、現金は余裕を持った額持ち歩いておくことをおすすめします。
特に、値段が張る長距離移動のGrabを予約する前には、問題なくクレカ決済が設定できているか、念のためアプリ画面を確認してから配車したほうが安心です。

長距離移動で高額な場合、持ち合わせの現金で足りなかったら詰むもんね…
また、日本の電話番号を現地で使えない方は、現地の電話番号付きSIMを購入し、その電話番号でGrabアカウントを利用すれば、現地でスムーズに使えます。

既存アカウントの電話番号を海外SIMの番号に変更するか、海外SIMの電話番号で新規アカウント作成するかの二択だね~
SIMは空港や街ナカでも買えるし、Amazonなどでも買えます!
ネットで買う場合、即日対応しているeSIMを選べばeSIMのQRコードをすぐに受け取ってすぐに利用開始も可能!!!
まとめ
Grabのクレカ決済エラーを防ぐ対策と、起きてしまった場合の対策を解説しました。
トラブルに備え、事前の準備をしっかり行いましょう!
- 最低2枚のクレジットカードを登録しておく
- カード会社に、海外利用予定を事前に連絡しておく
- 日本の電話番号を海外でも使えるようにしておく
- 万が一のために、現金は少し余裕を持って持ち歩く
- 現地の電話番号つきSIMでGrabアカウントを利用する
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