
ドイツで飲み物買ったら、レシートに「Pfand」っていう商品とは別の謎の項目が足されてお金取られてた~


ドイツではデポジット制度があって、瓶・缶・ペットボトルの購入時に容器代が徴収されるんだよ

そんな~
飲み物買うごとに徴収されて、結構高いなあ。
水なんて、本体価格とデポジット額がほぼ同額だよ~!

安心して!
デポジットは返金されるんだよ!
現地在住者じゃなくても、旅行者でも返金を受けられます。
この記事では、デポジット制度の概要と返金方法について説明します。

私たちはドイツを旅行した7日間のはじめのうちはデポジット制度の存在を知らずに、飲み終わった容器は捨てまくってました。
デポジットによる返金額は、1本あたり約25セント(40円程度)。
10本でおよそ2.5ユーロ。
これだけあれば、ビールやお水1~2本分です。 小袋のポテチだってチョコレートだって買えちゃいます。

今思うと、かなり損してたな~
ドイツ滞在の一週間、毎晩ホテルの部屋で瓶や缶のビール飲んでたもんな

飲み終わったらホテルの部屋や街中のごみ箱に捨てちゃってたよね…(後悔)
複数人で数日間ドイツに滞在していれば、お水やジュース、ビールなどの空きボトルがたまるはず。
返金を受けるためにはいくつか注意事項もあるので、この記事を読んでしっかりデポジット返金を受け取ってください!
デポジット制度とは?
ドイツでは、ペットボトルや缶飲料を購入すると、商品価格にPfand(プファンド)というデポジットが上乗せされます。
Pfandはレシートに記載されるほか、店頭陳列棚の値札にも記載されています。
独:Pfand(プファンド)
英:Deposit(デポジット)
日:預り金、保証金
デポジット制度は、容器のリサイクルを促進し、環境保護に貢献するための制度です。

エコ先進国、ドイツらしい制度だね~

日本のスーパーでも、回収機にペットボトルを入れるとnanacoポイントやwaonポイントがもらえる機械を見たことがあるよ
ドイツのスーパーで買えるおすすめの飲み物もご紹介!
空きボトルが返却できる場所は?
ドイツのスーパーマーケットに設置されている自動回収機(PfandautomatまたはFlaschenautomat)で、空き容器を返却することができます。

自動回収機は店舗の隅っこなど、分かりにくい場所にあることも多いから、よく探してみてね
購入した店舗と、ボトルを返却して返金を受ける店舗は異なっていても大丈夫です。
返金方法は?
空きボトルを店頭の自動回収機に返却すると、デポジットの返金が受けられます。
自動回収機の利用方法(写真付きで解説)
1.飲み終わったデポジット対象ボトルをきれいに洗っておきます。
- すべてのボトルがデポジット制度対象ではありません。
購入時にPfandが徴収されないボトルは対象外です。 - ペットボトルのラベルは剥がさず、容器につけたまま保管しておきましょう。
回収機は商品バーコードを読み取るため、バーコードがないハダカの容器は受け付けてくれません。

私たちはドイツ滞在中後半にデポジット制度の存在を知ったから、部屋のごみ箱には既にラベルを剥がしたボトルばかりで、返金を受け損ねちゃったよね

ラベルはつけたまま回収機に持って行く必要があるのは、日本と違う点だね
2.スーパーへ行き、ボトルを店舗の回収機に投入します。

瓶、缶、ペットボトル、すべて1つの受け口で回収してくれます。
ボトルを投入口に入れるとライトがついて、ボトルがくるくると回されます。
センサーがボトルを自動認識して回収機の中へ運ばれて行きます。


入れるとボトルがくるくると回って吸い込まれていく、大人でも結構楽しめるマシーンだよ。
ドイツB級名物入りだね。
3.回収機のボタンを押し、返金レシートを受け取る。

返金レシートには、返金額の内訳(返金額と数量)が記載されています。
返金額はボトルの種類やサイズによって異なります。

この用紙をレジに持って行くと、現金で返金を受けることができます。
お買い物する場合は、この用紙に書かれた金額の分、会計から値引きが受けられます。

レジは並ぶことが多いから、返金のためだけにスーパーへ行くよりは、お買い物時の値引きとして使う方がおすすめだよ
自動回収機の利用方法(動画で解説)
ボトル回収機が動く様子は以下の動画でご確認ください。
私たちがドイツ出国直前、ミュンヘン国際空港ターミナル2にあるスーパーEDEKAでボトル回収機を利用した際の動画です。
デポジットの返金額は?
1本あたり8~25セント。ものによって異なる。
デポジットの金額は、1本あたり8~25セントで、容器の種類やサイズによって異なります。
購入時に課せられた分と同額のデポジットが返金されます。
- 使い捨てボトル ・缶(Einwegと書かれたもの): 0.25€/本
- 複数回使用可能なボトル・ガラス瓶 (Mehrwegと書かれたもの): 0.08€ – 0.15€/本
使い捨てボトル (Einwegflaschen)は清掃・再利用ができない(持続可能性が低い)ため、複数回使用可能なボトル・ ガラス瓶(Mehrwegflaschen)よりも高いデポジットが課せられています。
注意点:デポジット対象外のものもある
全てのボトルがデポジットを受けられるわけではありません。
リサイクルできない容器はデポジット対象外のため、回収機では受け付けておらず、分別して廃棄する必要があります。

・リサイクルマークがついたペットボトル
・「Mehrweg」と記載/刻印されたボトル
が対象だよ
BLACK FOREST FAMILYより引用

購入時のレシートを見て、Pfandが徴収されていれば返金対象だね
以下は、デポジットが設定されていない容器の一例です。
- 一部の薄いプラスチックボトル(ラベルに「Pfandfrei」と記載されているもの)
- ワインボトル
- ガラス製の食品瓶
- リキュールボトル
- 果汁ボトル
- ドイツ国外で購入したボトル

デポジットが設定されていない容器は、購入時にデポジットを払っていないから、デポジット対象のものよりも安いものが多いよ
判断がつかなければ、とりあえず回収機に突っ込んでみて、受け付けてもらえるかどうか確認するのが早いかもしれません(笑)
デポジット制度を活用して、返金を受けよう!
- ドイツのペットボトルや瓶・缶のデポジット(Pfand)は店頭で返金を受けられる!
- 返金額は8~25セント/本
- 返金を受けるには、バーコード付きのまま容器回収機に持って行く必要がある!
- デポジット対象外の容器もあるため、注意が必要
たかが25セント、されど25セントです。
ドイツ旅行中、毎日ペットボトルや瓶、缶など何かしらの飲み物を飲むはず。
飲み終わった容器を全て捨てていたら、チリツモで結構損してしまうと思います。
物価が高いヨーロッパで買い物を楽しむために、デポジット制度を上手に活用しましょう!
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