ドイツのスーパーは独自のルールがある
物価が高いドイツで、滞在中の食事やお土産をコスパ良く済ませたい人にとって味方となるスーパー。
しかし、日本のスーパーとは異なる点が多く、戸惑うことも。
そこで、ドイツのスーパーで快適に買い物ができるよう、知っておきたい7つのポイントを厳選しました。
ドイツのスーパーで買うべきお土産もチェック!
1. 日曜日や祝日は休業
ドイツでは、多くのスーパーが日曜日や祝日に閉店します。
ドイツには「閉店法(Ladenschlussgesetz、LadSchlG)」という小売店の営業時間を規制するための法律があります。
現行の2003年8月2日制定のドイツ連邦法では、販売部門は以下の時点で閉店する必要がある。
1.日曜および祝日
2.月曜から土曜は、6:00以前 もしくは 20:00以降
3.12月24日は、この日が労働日である場合は、6:00以前もしくは14:00以降
同法では、薬局、新聞・雑誌の販売スタンド、ガソリンスタンド、鉄道の駅、空港、フェリー港については別途個別の規定がある。
閉店法 – Wikipedia
旅行中にお土産や食料品をスーパーで購入しようとしても、日曜日に計画を立てると「あれ、どこも開いてない…!」なんてことが起きがち。
小売店に対する法律であるため、スーパーのほか、百貨店、ショッピングモール、ドラッグストアなどもお休み。
州によっては一部、規制緩和が進んでいるよ
例えば、ベルリン州やブランデンブルク州では日曜日や祝日でも営業していることがあります。
一方、閉店法に対して厳格なバイエルン州やザクセン州では、大きな百貨店やショッピングモール、観光地や繁華街に位置するスーパーでも閉まっていることが多いです。
バイエルン州といえば、ミュンヘンやロマンチック街道の街など、南ドイツの観光名所がたくさん!確実に買い物をしたい場合は、日曜日や祝日を避けてスケジュールを組むことが大切だね
※ドイツの祝日 (州によって異なります)
https://japan.diplo.de/ja-ja/themen/willkommen/feiertag/951056
私たちはドイツ旅行最終日、木曜日だから平日だと思い込んで、ミュンヘンのスーパーを訪れました。そしたら、どのお店も店休日!
なんと、「キリスト昇天祭」というドイツの祝日でした。
最終日にスーパーでお土産を買いこもうとしていましたが、仕方なく、少々お値が張る空港で買うことに。
ミュンヘン空港の中にあるスーパーやドラッグストアは、祝日でも営業している!
2. 営業時間が短い
多くのドイツのスーパーは日本と違って、24時間営業ではありません。
平日でも19時~20時に閉まる店が多く、土曜日はさらに早めに閉店することがあります。
基本的に、営業時間は7時or8時~20時。
小規模な店舗や地域によっては、午後14時または16時で閉店することがあります。
スーパーで何かを買おうと考えている場合は、営業時間を予め確認してから訪れるようにしましょう!
3. 袋詰めはセルフ・袋やカトラリーは有料
ドイツのスーパーでは、レジでの品出しや袋詰めは自分で行うのが一般的です。
レジ係さんの横に一直線のベルトコンベアーがあり、そこに自分で商品を並べていきます。
日本と違って、カゴごと店員さんに出すのではなく、カゴから商品を自分でベルトコンベアーに並べていきます。
前後のお客さんのものと混ざってしまわないように置く仕切りバーも、自分でセットします。
コストコみたいだね~
レジ係がレジ入力を済ませた商品は、その場でどんどんマイバッグに袋詰めしていきましょう。
エコ大国ドイツでは、袋だけでなくお箸やスプーンも有料なので、部屋で食事を済ませるためにお惣菜を買いたい人は、持参しよう~!
4. 空きボトルはデポジット返金が受けられる
ドイツでは、瓶や缶、ペットボトルなどにデポジット(Pfand)料金が加算されていることがよくあります。
このデポジットは、購入後にボトルを捨てずにスーパーの自動回収機に持っていくと、返金を受けることができます。(8~25セント/本)
私はこの制度を知らずに、飲み終えた水やビールのボトルを捨てまくり、一週間で数十ユーロ損しました…泣
ぜひ活用してみてください!
ボトル回収機の使い方や返金方法をチェック!
5. 焼き立てパンの量り売りがある
ドイツのスーパーのパン売り場は、クオリティが高いです!!
袋入りのパンもたくさんありますが、パン屋さんで売っているような焼き立てパンが陳列棚に常に補充されています。
こちらの写真は、自分でトングを使って好きなパンを選び、セルフでパン袋に詰めてレジで会計するシステムです。
ドイツパンは硬くて歯ごたえのあるものが多く、小麦やライ麦の風味が豊かで美味しいの!
ゴマやヒマワリの種、ナッツなど、雑穀がトッピングされているものなど、パン屋さんに負けないラインナップの様々なパンが、スーパーではお手頃価格で手に入ります。
そのほか、スーパーによっては、パン売り場にセルフサービスのスライサーがあり、大き目のハードパンや食パンを量り売りをしているところもあり、楽しめること間違いナシのコーナーです。
ホテルでの軽食や、列車移動のおともに、ドイツパンを味わってみてください!
6. サラダ、お惣菜の量り売りワゴンがある
ドイツのスーパーには、サラダ、お惣菜などを自分で容器に詰めてお弁当を作れるワゴンがあります。
種類も豊富で、好きな具材を好きな量だけ買うことができるのが便利で楽しいです。
私は旅行中、外食疲れした時はここで野菜を大量チャージしてたよ
ワゴンにはセルフサービスの量りが置いてあるので、いくらになるか自分で確認しながら盛り付けられます。
プラスチック容器を提供しているスーパーは、容器代がかかります。
旅行中、繰り返し利用する場合は、容器は洗って持参しましょう!
7. 飲み物は、箱から必要な本数だけもぎ取る
ドイツのスーパーの飲料売り場では、パッケージのまま複数本まとまって陳列されていることが多いです。
慣れないうちは、「ばら売りしてないの!??」て慌てちゃうよね
安心してください。箱買いする必要はありません。
箱や外袋を開封して、飲みたい本数だけ自分で取り出して、単品購入できます。
まとめ
ドイツのスーパーでの買い物をスムーズに楽しむために、事前に知っておくべきポイントをご紹介しました。
- 買い物に行く前に、営業している曜日や時間を確認する!
- エコバッグやカトラリーは持参する!
- 空きボトルは捨てずにスーパーに返却し、返金を受け取る!
- お惣菜やベーカリーの量り売りコーナーを楽しむ!
ドイツのスーパーでのお買い物体験も楽しんで、ドイツならではの食文化を存分に味わってくださいね!
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