「時間がないけど、バナヒルズの“ゴールデンブリッジ”だけは見ておきたい!」
そんな人に向けて、ダナン市街から往復込み・半日で効率よく回れるモデルコースを紹介します。
私が訪れたのは 2025年3月22日(土)。
週末の混雑が予想される中、実際に朝7時半にダナン市街地にあるホテルを出発し、13時半前には市街へ戻ることができたリアルな3時間滞在ルートです。
✅ 記事で分かること
- ダナン市街発→バナヒルズ→市街帰着の半日モデルコース
- ロープウェイの乗り方とエリア構成
- 混雑回避のコツ&写真映えスポット
- お得に入場する方法
私たちは、前日にハン市場でオーダーメイドしたアオザイを着て向かいました。
バナヒルズではフォトスポットが満載なので、アオザイを着ていくと写真撮影が100倍楽しくなります☆

まず全体を把握!バナヒルズは“山の上のテーマパーク”
ダナン中心部から車で約40分、標高1,487mの山頂に広がる「バナヒルズ(Ba Na Hills)」は、
フランスの街並みを再現したテーマパークと巨大ロープウェイが名物の観光地です。

バナヒルズは山の中腹に複数のエリアが点在するテーマパークで、とても広い!
エリア間を結ぶロープウェイの数はなんと8路線!
全エリア回ろうとしたら、丸一日かかるほどの広さです。

「Ba Na(バナ)」は、もともとこの地域に住んでいた少数民族(クトゥ族)の言葉で、「私たちの山」「祖先の山」という意味なんだって。

フランス植民地時代(1919年頃)に、フランス人がこの山を避暑地として開発した時から「Ba Na Hills」と呼ばれる地名だったんだとか。
入場チケットはkkdayで事前購入しておくと便利。
定価よりお安く買えるだけでなく、当日チケット売り場は行列ができていたので、QRコードを見せるだけで入場できるのは待ち時間の節約になります。
入場チケット(大人)はkkdayで当時、5,142円/人でした。
バナヒルズは、テーマパークの各エリアは全て山の上にあります。入場ゲートは山のふもとにあるので、ロープウェイで上まで登る必要があります。
山の上でも、エリアとエリアは少し離れており、ロープウェイ移動が必要になります。

入場ゲート入ってすぐの案内板MAPの写真を撮っておくか、ロープウェイの駅に置いてあるパンフレットMAPを持っておくと便利!



パンフレットは英語版の在庫が切れがち…(日本語はなし)
見つけたらその時に手に取っておくのが吉!
「ロープウェイで登る → ゴールデンブリッジを渡る → ロープウェイで移動 → フレンチビレッジ散策 → ビール醸造所で名物クラフトビールを味わう → ロープウェイで下山」
というのが今回ご紹介する3時間滞在モデルコースです。

7:35 ダナン出発 → 8:20 バナヒルズ到着
Grabで市街のホテルを出発。朝のうちは渋滞も少なく、40分で到着しました。

ホテルからバナヒルズまでのGrab代は339,040VND(2000円ちょい)でした
私たちは、ハン川が見下ろせるこちらのホテルに滞在していました。
お部屋や朝食のクオリティがかなり良く、コスパも高いおすすめホテルです!
駐車場は、パークがある山のふもと(ロープウェイ乗降場)よりさらに低い位置にあります。
Grabを降りたら入場ゲートまで、パークの専用シャトルバスで5分少々登ります。
シャトルバスは常に何台も往復しているので、あまり待つことなく乗車できますし、座れます。

バスを降りると入場ゲート。

kkdayの電子チケットでスムーズに入場。
印刷不要でスマホ提示のみOKでした。
入場ゲート周辺は朝8時前から混み始めます。
バスツアー客が増える前に動き出すのがポイント!

ネットで購入したら即発行(メールでQRコードが送られてくる)なのも嬉しい。
思い立ったらすぐ現地で買える!

ネットでクレカ決済する場合は、カード会社によってはセキュリティ上、2段階認証が必要な場合も。電話番号へSMSメッセージでワンタイムパスワードが送られてくる認証方式の場合は、クレカに登録している電話番号が現地で使える必要があるよ~
入場ゲートを進むと、大きな門がお出迎え。

8:30 ホイアン駅からロープウェイ乗車

入場ゲートを入ってエスカレーターを登り、左奥の方へ歩き続けると現れる「ホイアン駅」からロープウェイに乗車。


ロープウェイ乗り場(駅)はいくつかあるけど、ゴールデンブリッジへ行くには「ホイアン駅」から乗るしかないから、他の駅へ行ってしまわないように注意!

この区間(ホイアン駅〜マルセイユ駅)は、世界最長のノンストップロープウェイとしてギネス記録を持つ区間です(全長5,801m)。
約20分間、雲の上を滑るように進む絶景体験が楽しめます。


ロープウェイから見える山並みは圧巻。
四方の壁がガラス張りなので、高所が苦手な人は注意。
9:15 ゴールデンブリッジで絶景撮影!
マルセイユ駅を降りてエスカレーターを下るとすぐ、あの有名な「ゴールデンブリッジ(Golden Bridge)」が登場。

巨大な石の手が支える黄金の橋は、SNS映え抜群!
標高1,414mもの山中に、よくこんなに大きな人工物を造ったな、、、という圧巻の景色です。
標高が高いため、橋全体が雲や霧に包まれているため、神秘的。
「神の手」と呼ばれるのもうなずけます。

私たちが訪れた9時15分ごろは、すでに観光客でかなりごった返しており、落ち着いて景色を楽しんだり写真を撮ったりするのは難しい状況でした。

中国のツアー団体がものすごく多くて、押し合いへし合いだったね・・・

ロープウェイは朝8時から運行しているみたいだから、他の人が写りこまない写真を落ち着いて撮りたい人は、ツアー客渋滞ができ始める前、朝イチの時間に到着したほうが良さそう…!

橋を支える2本の手だけじゃない!
実は、橋を渡り終えると、大きな脚や、脚をつまもうとしている手の石像もあります。
これも神の手足なのかな?笑

ここから別エリア(フレンチビレッジ)方面へ向かうロープウェイに乗ることができます。
が、ロープウェイに乗る前に、まだ行くべきところはあります!!!
そう、フォトスポット!
橋の上で撮影すると、神の手が近すぎて全体が映らない。
ガイドブックやSNSで見るような、遠景の写真が撮りたい!!!
そんな方は、ぜひ、端を渡ってすぐUターン。
階段を降りて、端と並行に走る通路へ入りましょう。

お手洗いもここにあります


自撮りもきれいに撮れます。

9:50~10:40 フレンチビレッジをのんびり散策
次は「ボルドー駅」から再びロープウェイに乗り、「ルーブル駅」方面へ。

地図だと長距離に見えますが、あっという間、5分前後で到着します。

「ルーブル駅」は、ヨーロッパのお城風の建物の中。

ヨーロッパの街並みを再現した「フレンチビレッジ」の一角、「Eclipse Plaza(イクリプスプラザ)」というエリアに到着します。
外に出ると、石畳の広場、教会や古城風の建物、カフェやレストラン、フードや雑貨販売のワゴンなどが立ち並び、まるで中世ヨーロッパに迷い込んだような雰囲気。


広場では生演奏やダンスショーが開催されていて、テーマパーク感満載。

街並みはきれいだけど、ハイソというよりはカオス。
統一された雰囲気というよりは、中世ヨーロッパと現代アジア遊園地の建造物が入り混じった、ごちゃついた感じ。
この賑やかさ、ツッコミどころの多さも楽しいけど!
10:10〜10:30 「BANA BREW HOUSE」でクラフトビールを堪能
フレンチビレッジの端にある、クラフトビール醸造所「BANA BREW HOUSE」へ。
こちらは醸造所兼レストランの入り口。

向かいにあるビアホール「Beer Plaza」と地下でつながっているので、どちらから入っても大丈夫です。

ホイアン駅でゴールデンブリッジへ向かうロープウェイに乗る際、乗り場で並んでいる間に、成人のお客さん全員に、無料クラフトビール試飲券が2枚ずつ(1人2杯分)配布されていました。(通年実施なのか、イベント期間だったのかは不明)

一人2杯無料とは、大盤振る舞い!
エスカレーターを下ると、たくさんの醸造タンクと、にぎやかなビアレストランがお目見え。

カウンターで試飲券を渡すと、生ビール小グラスが2杯受け取れます。
種類は選べず、決まった2種類が出されます。


目の前でタップから注いでくれる生ビール!
フルーティな口あたりのラガービールと、軽いながらもコクがあるペールエールを飲み比べ。
どちらもベトナムらしい、軽やかなさっぱり系ビールです。

パーク内をたくさん歩いた後に飲むビール、染みわたる~!

席はたくさんあるので、座るのにも余裕です。
フードメニューもありますが、さすがビアホール。大皿の肉料理や大き目のプレッツェルが多く、ツマミ系のフードは見当たりませんでした。
11:00 下山(リンカーン駅〜トックティエン滝駅)
最後に「リンカーン駅」からロープウェイに乗って下山。


「トックティエン滝駅」で下車後、無料シャトルバスで駐車場へ移動します。
Grabを呼んで、ダナン市街へ戻ります。

駐車場にはGrabのキャッチがたくさんいて「送ってくよ」と声をかけてくるけど、ボッタクリがこわかったので私たちはキャッチは無視し、アプリでGrabを呼び寄せました。安心会計!
バナヒルズからダナン中心部のスパに移動。
40分で到着。料金は341,120VND(2,000円ちょっと)でした。

夕方になると帰りのラッシュでGrabの値段が上がったり、道路渋滞で帰りの所要時間が伸びたりしそうだね
混雑しがちな週末でも、比較的空いている午前の時間を上手く使って、主要エリアをしっかり満喫できました。
入場チケットは事前にお得にゲット
当日チケットカウンターに並ぶより、時間もお金もおトク!
kkdayで事前に電子チケットを購入しておくのがおすすめです。
まとめ:午前だけでも“山上リゾート気分”を満喫!

たった半日でも、
ゴールデンブリッジの絶景、フレンチビレッジの街並み、クラフトビール試飲など、
「これぞバナヒルズ!」という要素を全部体験できるコースでした。
もう少し滞在時間をとれる人は、バナヒルズのレストランやアトラクションを堪能したり、Lunar Castle(マップの一番左にある金と白の大きなお城)を見学したりするのも良いでしょう。
私たちはダナン最終日の午前にバナヒルズを訪れました。
午後は市街地でスパを堪能し、ダナン最終日も充実。
時間の限られた旅行者にも、心からおすすめできるモデルコースです。




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